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4つの瞑想法

観の瞑想

ビバシャナ(観)の法
これは、一つのことに精神集中するのではなく、心の流れにまかせ、深層意識から流れ出てくる
ものを観ます。無意識の中に保たれていた心の内容が意識に浮かび上がってくる状態です。
心が澄みきった状態のときに、自然と浮かびあがっくるのです。浮かび上がったものの正体を知り、
それにとらわれないようにすることが必要です。とらわれてしまうのは危険であり、
精神状態が不安定となってしまう恐れがあるので、心を静め、ゆっくりとした腹式呼吸で心身を調え、
眉間のところに意識を集めて、そこに神仏の像を描いてそれをじっと観るとか、あるいは意識を宇宙に
向けるとか、そのときに応じて観と止を使い分け、心を自在にコントロールする必要があります。

深い瞑想状態には入れるようになれば、なにも瞑想をしなくても、呼吸法をしなくても、
本を読んでいるときでも、歩いているときでも、いつでも瞑想状態と同等の状態にもって
いくことができます。つまり座禅をしなくても、いつでもある意味では瞑想状態なのです。
止観を行なうにつれ、ころころと動く心が静まり、身体は非常に静かで安定した状態となり、
心は空の世界に近づいていきます。瞑想は、自我のからを打ち破り、因果の世界をも超越し、
純粋な世界へと到達するためのシステムです。

半跏座・・・右足を下にし左足をその上に置きます。 

観とは、天地自然をあるがままに観るのが観です。この世の一切の現象をあるがままの姿、
諸法の実相を観ずる知性です。なかなか心は雑念から離れて自由にはならないもので、
雑念が湧かなくなったり、あるがままに受け入れられたりできません。
そんなときは雑念の対象に思考を集中し、その本質の心をよく観るのです。
雑念が出てきたら出てきたで放っておけばいいわけで、それらは泡のような存在であり、
いつかは消えてなくなる存在でしかありません。心の浄化の過程にあるのです。

止瞑想法

・シヤマタ(止)
一つのことに意識を集中し、意識を他に向けないようにするための法です。
一つのことに意識を止め、固定化します。
意識的に精神集中を続けているうちに、精神集中が条件反射的になり、ついには、潜在意識を制御できる常態となります。
普通では絶対に制御できない自律神経を、意の如く操ることができるようになります。
精神集中をするには、自我のからを破る必要があり、まず自己否定して自我からの脱出をはかる必要があります。
自己否定が深まるにつれ、自我がしだいに破られていき、自らが空となり、三昧の状態へと突入します。
それにつれて運命を越えた世界に近づいていきます。人間は運命を超越し、涅槃に至る可能性を秘めています。
精神集中の初期の段階においては、誰でも経験することですが、とりとめもない雑念が次ぎから次えと浮かんでくるはずです。
表面意識の働きが弱まってくると、潜在意識の中のトラウマや雑念などがふつふつと湧き出てきます。
しかし、雑念やトラウマを無理に押し返すことは危険で、心のエネルギーによって湧き出てきているものでありますら、
湧くがままにまかせておきましょう。トラウマのエネルギーが減少するにつれ、いつかわ消えてなくなってしまいます。
深層意識の浄化の過程にあるわけですので、より深く集中するための前段階と考えてください。
心のエネルギーを発散させる必要があるのです。

・丹田への精神集中
丹田は太陽神経叢と連動しており、自律神経系を正常化させ、精神状態を安定化させる作用がある。
丹田への精神集中が深まると、気力が充実し、意識の働きが弱まってきます。
そして、肉体を突きぬけて、超意識が発動してきます。

・眉間への精神集中
眉間に真っ赤に発光したマグマのような赤いボールを想像し、そのボールを呼吸にあわせて点滅させます。
息を吸うときに発光させ、息を吐くときに発光を弱めます。最低、一日三十分間は繰り返す。
間脳と連動して、運命の影響を受けにくくなるといわれています。

開運瞑想法                    

瞑想によって運命を改善する方法があります。瞑想とは四苦八苦を解決するためのものであり、
心を浄化し、向上させる力を持っています。意識の集中によって生み出されたある種の力は、
運命を変化させてしまうほどの力を有している。この「心の力」は偉大な力を持っていて、
訓練しだいで、強力な武器になります。ほうっておいたら平凡なままで終わってしまいますが、
システムにのっとって訓練していったら、高度な心の力を持つようになります。
人には意識というものがありますので、いったんさだめられた運命の軌道を自分の力で変えてしまうことが、
可能なのです。心の底から、強く決心し、潜在意識からの変化を成しとげてしまえば、
必ずしも不可能なことではありません。脳の外側には、理性をつかさどる新皮質があり、
その内側にある古皮質は、情動脳と呼ばれ、本能をつかさどっています。
さらにその内側にある視床や脳官は、植物脳と呼ばれ、体内の自律機能をコントロールしています。
顕在意識といっているものには、新皮質が深くかかわっており、無意識は古皮質や視床・脳官がかか
わっていることがわかっています。
意識の働きを抑制して無意識を活発化させるトランス状態が、心の力を制御する働きを持っている。
トランス状態とは、思念の力を増幅し、無限の可能性を引き出す魔法の杖です。
フロイトやユングによって明らかになった無意識の世界は、私たちのまったく気ずかないうちに、
自分の行動を決定しているものがあり、運命に大きな影響与えていることを示唆しています。
ユングが無意識の世界に魅せられて、オカルトに傾倒していったのも、
心の持つ不思議な力の存在に気ずいたからでしょう。
生命活動をしている人間の脳は、つねに微弱な電流を発しています。
この動きを機械的にとらえたのが、脳波です。アルファ波の下がシータ波で、
一秒間に四〜七サイクルの周波数です。
禅の達人はアルファ波を通り越してシータ波に入ってしまいます。
シータ波は睡眠直前に到達する脳波であり、大脳の生理的作用によって発生する性質のものです。
従って、だれでもシータ波を出しているので、この脳波をコントロールして使用することができる
可能性があるわけです。作家や発明家が最高のアイデアをつかむときでもあり、
ベッドサイドに鉛筆と紙を用意している人もいるわけです。シータ波の状態は、
表面的な意識が消えかかっているときで、深層意識が徐々に表面意識と交わろうとする状態のときです。
このシータ波の状態を、システム化して活用するのが、瞑想の術です。
「まどろみの脳波」であるシータ波を意識的にコントロールして使うための技術です。

催眠瞑想術

催眠瞑想とは、潜在意識への暗示効果により、現実たいして強い影響を与え、無意識の選択行動による現実形勢を可能とするものです。
潜在意識への暗示効果により、無意識のうちに現実化しようとして行動し、さまざまな努力ををするため、
おどろくべき願望達成力を持つようになります。だから、マイナスの思考を持つと、マイナスの現象が起こってしまいます。
その逆に、自分の願望をかなえるために利用すれば、これほど強力な力を発揮するものは他には存在しません。
これは催眠の生理作用によるものです。

この催眠瞑想の効果として、潜在意識をフルに活動させるため、直観力が増し、問題を解決するためのアイデアが無尽蔵に出現し、
あっというまに問題が解決してしまうようになります。

・催眠瞑想は、心をリラックスさせるところから始まります。
心が極度に緊張している状態では、心の安定した状態をキープすることはできず、疲労感が発生してしまいます。
催眠瞑想に入る前に、この心理的緊張状態をほぐさなければなりません。

まず、筋肉の力を抜くところからはじめます。

「呼吸が楽になってきている」という暗示を心の中で、何度もくりかえしながら、意識を呼吸にむける。
本当に呼吸が楽になってきたら、今度は額に意識を集中し、「額がすずしい・・・心が自由になってきている・・・・・額がすずしい・・・・
心が楽になってきている・・・・・」というように進めていく。

神経や筋肉の弛緩が簡単にできるようになります。

・願望成就に応用しましょう。

煙草をやめる場合、「煙草は吸いたくない」という暗示を繰り返す。

お酒をやめる場合、「お酒を飲むと吐き気がしてくる」という暗示をかける。 

 

Source: http://www5.ocn.ne.jp/~hoci/touyou/meisou.htm